コラム

障がい者にも優しい「ウォーキングフットボール」の記事に触れて

皆さん、ウォーキングフットボールというスポーツをご存じでしょうか?

文字通り、歩いて行うサッカーの総称で、55歳以上の高齢者の健康を目的として2011年にイギリスで発祥した比較的新しいスポーツということを今回取り上げた記事で知りました。

記事には、広島にある障がい者サッカー団体「アフィーレ広島」がこのウォーキングフットボールを通じて障がい者や異文化を理解し共生するきっかけをつくろうとしている取り組みについて触れられていました。

記事文中にもあったアフィーレの松本さんの言葉を以下に引用します。

“誰でも楽しく参加できて、ゲームを通じ、お互いの個性を理解できるようになることを目標にしています。ですから、試合ではなく体験会という言い方をしているんです。目の見えない人、義足の人、精神的な障がいがある人、脳性麻痺の人、また健常者の大人や子どもも同じルールで一緒にプレーするんです”

ウォーキングフットボールは日本国内にいくつかあるとのことですが、こういった多様性の着眼点はアフィーレさん独自のコンセプトということで、たいへんユニークで素晴らしいと思いました。

しかも、ルールもその都度話し合いながら、参加者の特性に合わせて新しく付け足していく緩さがあり、そのやりとりのなかで健常者の方が障がいの理解を深めることも意図しているのです。

仮に車いすのわたしが参加したら、どういったルールを加えていただけるのか、想像しただけでもなんかワクワクしてきます。

こういった取り組みを障がい者雇用をされている一般の会社の親睦会イベントでも企画すれば、障がいのある同僚への理解がより深まったり、お互いの距離が縮まったりするきっかけになるのではないかと思いました。

障がい者の方のスポーツというと、パラリンピックのようなスポーツを想像すると思いますが、この「走らないサッカー」であれば仮にスポーツが苦手な方にとっても取り組みやすくまた楽しめるはずなので、今後もっと多方面に知れ渡っていければいいなと思います。

記事中画像の参加されている皆さんのいきいきとした表情が何よりすべてを物語っていますね。

就労移行支援 サスケ・アカデミー本部
本部広報/職業指導員
三浦秀章
HIDEAKI MIURA

36歳の冬、先天性の脊髄動静脈奇形を発症。 リスクの高い手術に挑むが最終的に完全な 歩行困難となり、障がい者手帳2級を取得。当時関東に赴任していた会社を辞め、地元の愛媛新居浜に戻り、自暴自棄の日々を過ごす。

41歳の冬、奇跡的にサスケ工房設立を知り福祉サービス利用者として8年半、鉄骨図面チェックの仕事に従事する。 50歳で一念発起しサスケグループ社員となる。

これからの目標・夢

障がいで困っている人の就職のお役に立ち、一人でも多くの仲間を増やすこと

車いす社員みうらさんのプロフィール詳細→こちら

車いす社員みうらさんBLOG カテゴリTOP→こちら

PAGE TOP