コラム

TVドラマ『僕の大好きな妻!』を観て

今月から、土曜の深夜にフジテレビ系で『僕の大好きな妻!』というドラマが始まりました。

私は普段あまりドラマを観るほうではないのですが、『僕の妻は発達障害』という漫画が原作ということで、どのようなストーリーなのか気になったので観てみました。

新婚夫婦の悟と知花の物語なのですが、知花が派遣先のアパレルをクビになるというところから話が展開していきます。

知花は物忘れがひどかったり、ひとつのことに集中し過ぎて周りが見えないなど、過去にもそういったことが原因で会社をクビになっており、今回のことで色々調べているうちに自分は発達障がいかもしれないという疑いを持ち始めます。

悟も当初はまさかという反応でしたが、病院での検査によってそれが事実だということを知ります。
そして、洗面所のタオルになぜか卵がまぎれこんでいたり、出かける約束をしたのに覚えていないことなど、愛おしくも違和感を感じていた知花の行動を本当の意味で理解し始めます。

大人になってから障がいを受け入れるということは、本人はもちろんですが家族にとってもたいへんなことだということを、悟の様子からも深く感じることができました。

現実的には受け入れるまでにさまざまな葛藤もあり、長い時間のなかでしか解消できないことも多いと思います。

ただ、知花本人は発達障がいという診断がくだったことで「なんかすっきりした」と言っています。
確かに、原因が何なのかわからないことのほうがもっと苦しいことかもしれません。

もし、障がいということがわからないまま日常でトラブルを繰り返していたら、それこそもっと自己嫌悪に陥ったり自分を責め続けたりするかもしれません。
必要以上に自分を責めないためにも、まずは障がいへの正しい認識、理解をするということは大切だと思います。

ドラマは全8回ということで2話まで終わったところですが、毎回どのような話になっていくのか楽しみです。
特に、常にそばにいる悟がどのように知花を支えていくのか注目していきたいと思います。
知花役のももクロの百田さんの演技も素晴らしく、また発達障がいのことについても分かりやすく伝わるつくりになっており、このドラマによって少しでも多くの方にその理解が浸透すればと思います。

これまでの回を視聴したいという方は、FODのサイトからでも無料視聴できますので、ぜひ観てみてください。

就労移行支援 サスケ・アカデミー本部
本部広報/職業指導員
三浦秀章
HIDEAKI MIURA

36歳の冬、先天性の脊髄動静脈奇形を発症。 リスクの高い手術に挑むが最終的に完全な 歩行困難となり、障がい者手帳2級を取得。当時関東に赴任していた会社を辞め、地元の愛媛新居浜に戻り、自暴自棄の日々を過ごす。

41歳の冬、奇跡的にサスケ工房設立を知り福祉サービス利用者として8年半、鉄骨図面チェックの仕事に従事する。 50歳で一念発起しサスケグループ社員となる。

これからの目標・夢

障がいで困っている人の就職のお役に立ち、一人でも多くの仲間を増やすこと

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