在宅訓練を約2年続けた、私が在宅訓練において大事だなぁと感じたことをお伝えしたいと思います。
「今在宅訓練に通っている方」に見ていただきたいです。
結論から書くと在宅訓練において大事なことは3つあります。
1.自分の強みを明確にする
就職するにあたって、必ず鍵となるのが強みです。
いわゆる自己PRというものです。
例えば事務の求人だったら、まったくの未経験より「PCスキルの検定に合格して、努力してきました」と伝えた方が書類選考や面接で、印象が少し良くなります。
未経験の場合であっても、どれだけその会社のことが好きなのか、熱意を伝えれば良いと思います。
私自身初めて入社させていただいた白石設計で、建築ソフトを使っての業務は未経験だったので、同じグループだったサスケ・アカデミーでの在宅訓練で得た経験や感謝を嘘偽りなく真剣に話しました。
昔の自分にも伝えたいのですが、「何か1つに熱中してみる」を意識すればいろいろ変わってきます。
昔の私は特に熱意もなく、ただ指示があった訓練をしていました。
ただ、こなすだけで何の目標も作らず、時間を使って後悔しています。
ですが今の私は「自分の書いた文章で障がいを持つ方や、福祉に携わる皆様を笑顔にしたい」という大きな目標と「今年中に週5日6時間~8時間ぐらい働けるようになる」という小さい目標、2つを胸にこの記事を執筆して、日々業務に熱意をもって取り組むようになりました。
2.挑戦を恐れない
私が最も大事にすべきだと感じていることです。
在宅訓練や就職活動において、様々なことに挑戦する機会があると思います。
「就職説明会・職場実習」など、こういう機会がある時に、自分には無理だと思わず挑戦を恐れないでほしいです。
私自身の経験として、「やったことない・向いてない」と逃げてしまっていました。
チャンスから逃げてしまうと、後悔して自分自身の成長を止めてしまうので、就職や目標から遠のいていました。
「あの時に頑張っておけば」と思うことがたくさんありましたが、今は「とりあえずやってみて全力出してから考えよう」と意識を変えてから成長できるようになったと思っています。
挑戦することはすごく怖いです。
ただ何かを達成するときには必ず壁にぶつかります。
その時に、自分を信じてみれば成長に繋がるきっかけとなるかもしれません。
3.結果にこだわりすぎないこと
挑戦して、必死に取り組んで納得がいかない時、「なんで、結果が出ないんだ」と焦りや怒りでいっぱいになると思います。
結果のみにこだわると「自責」の繰り返しになり、自分自身が嫌いになり辛くなるかもしれません。
実際に私が就職活動をしていた時、いい結果に繋がらず苦しかった時期に「自分は社会にとって必要ないんだ」と卑下するようになり、在宅訓練にも出席できないほどストレスを感じていました。
そんな時に、覚えておいて頂きたいのが、「今までできたことを振り返る作業をする」です。
誰しもが好きなことがあると思います。
「読書・ゲーム・アニメ」等々、自分の好きなことで達成できたことを思い出してみてください。
例をあげると「本5冊読んで勉強になった」など成功したことを思い出すと、やる気が少しずつ湧いてきます。
辛いことがあった時は、今までの成功の過程を振り返ってみてください。
私がいまやっているおすすめの方法は「成功ノート」を作る方法です。
ノートやPCなんでもいいので、成功したこと嬉しかったことを書き留めて見返す。
これを繰り返すと、「成功して良かった、次のやりたいことが出てくる」とポジティブになれるのでおすすめです。
私が実際に書いたことがあるのは、面接を受けた後自分を励ますように書きました。
「〇月〇日面接を受けた。質問にはしっかり答えられたと思う。早く社会に出て頼られる大人になる」このような感じで出来たこと、自分の目標を書き記して、辛くなった時に見返すと意外と「こんな時こう思ったな。もう一回踏ん張ってみるか」と思い直せたりします。
就活ってまざまざと自分のことを見つめる期間だと思っています。
自己分析、履歴書作成、面接、いろんな場面で良いところや悪いところ両方見た時に、悪い方ばかりが気になってしまい、落ち込んだ時のお守りとして作っておくと安心できるのではないでしょうか?
少しでも皆様の在宅訓練で、お役に立てれば幸いです。
岡矢 哲汰
Tetta Okaya
脳性麻痺と診断され車いすでの生活を送っています。
高校卒業後から1年後介護サービスを利用しながら一人暮らしを始めました。
サスケ・アカデミー高松での在宅訓練で得た経験や感謝をいかして日々挑戦を恐れず業務に熱意をもって取り組んでいます。
これからの夢
就労時間を延ばせるように会社に貢献し日々皆様が明るく楽しくなるよう努めたいと思います。