コラム

ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)の特徴と治療

ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)とは
人とコミュニケーションをとることが苦手で、興味・行動の強いこだわりあることが大きな特徴で発達障害の一つです。
ASD(自閉スペクトラム症:autism spectrum disorder)は従来の、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー障害などの障害を含みます。
高機能自閉症では、知的障害は見られません。
アスペルガー症候群は、知的障害はなく、人によっては優れた才能を発揮することがあります。
また、神経発達障害によって、注意力、記憶力、知覚、言語、問題解決能力、対人関係などに支障が出ることがあります。
言葉の使い方に異常がみられたり、強迫的な行動や儀式的な行動が出ることもあります。
他者とコミュニケーションをとったり関係をもったりすることが苦手です。
注意欠如・多動症(ADHD)と同じく、子どもの頃から症状が現れるものですが、大人になってから診断を受けるというケースが増えています。
脳の機能的障害が原因であり、育て方や環境によって起こるものではありません。

ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)の特徴と治療

1.社会性の障害

・顔の表情や 身振りから他者の気持ちを読み取ることが苦手
・関わり方が一方的であったり、困惑するような行動をしたりする
・助けを求めることが苦手
・注意や助言に敏感に反論する
など

2.言語・コミュニケーションの障害

・話の流れがわかりにくい
・感情を読み取ることや周りの空気が読めない
・グループでの業務や活動が苦手
・冗談がわかりにくい
など

3.興味が狭く限られ行動の反復

・過度の執着や興味を示す
・関心がある事柄に対する知識の量・質が膨大
・没頭するとまわりが見えなくなる
・柔軟性が乏しい
・反復性行動がある
・不安になると一定の動作の癖が出る
・感覚過敏
など

4.ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)の治療

ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)を治す薬や治療法は現時点ではありません。
幼児期からの療育的な対応や社会生活訓練(SST:Social Skills Training)によって少しずつ生活面を変えることや、社会生活訓練を行うことでそれなりに困難を減らすようにすることができます。
また、自分の得意苦手を知って対処法を考えたり、職場の上司など身近な人に診断を伝え配慮をお願いするなどです。
ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)は様々であるため、人によって困っていることや度合いが異なります。
気になる行動がある場合は、かかりつけの医師に相談したり、市区町村に問い合わせて、相談窓口を利用しましょう。

サスケ・アカデミーではASDの方に向いている仕事や、特徴に合った職場の見つけ方の支援やサポートをいたします。
ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問合せください。

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