コラム

すぐできる!頭をリフレッシュさせるマインドフルネス瞑想法

「色んな考えが浮かんでスッキリしない」「集中力が落ちている…」などと、頭がスッキリせずパフォーマンスの低下を感じることがあるでしょう。

パフォーマンスの低下は仕事の質に直結します。

どのようにすれば、頭をリフレッシュさせられるのでしょうか。

この記事では、頭をリフレッシュさせて効率よく仕事をこなしたい人のために、頭がスッキリしない原因とリフレッシュ方法を解説します。リフレッシュには、マインドフルネス瞑想法がお勧めです。

頭をリフレッシュさせて、やるべき仕事に全力を注いでいきましょう。

1.頭がスッキリしない原因は?

頭がスッキリしないのは、脳の使い方がアンバランスになっていることが原因かもしれません。

必要のない物事や考えにとらわれて、頭が回っていないような感覚に陥ってしまうでしょう。

必要のない物事にとらわれてしまうのは、「デフォルトモードネットワーク」という脳内ネットワークの働きが影響している場合があります。

 1-1 デフォルトモードネットワークが関与

脳の活動は、特定の部分が独立して働くのではなく、様々な領域が連携して活動するネットワークを形成して行われます。

脳内ネットワークのバランスが崩れると、頭がぼんやりしたり、集中力が低下したりしやすいでしょう。

特に影響するネットワークが『デフォルトモードネットワーク』です。

デフォルトモードネットワークは、特定の対象に注意を向けず、過去や現在、未来のことを「ぼんやり」と考えているときに活性化する領域です。

安静時に活動し、自由な発想を助けます。

ぼんやりしていると良いアイデアがひらめくことがありますが、デフォルトモードネットワークが関与しているのです。

 1-2 デフォルトモードネットワークのネガティブな効果

デフォルトモードネットワークは、自由な発想力に関係する領域で、ひらめきやアイデアに役立ちます。

しかし、ネガティブな影響があるとされています。

  1-2-1 OFF状態でもエネルギーを消費する

デフォルトモードネットワークは、安静時に活動している脳の領域です。何も考えずに休んでいるつもりでも、絶えず働き脳のエネルギーを消費しています。

そのため、デフォルトモードネットワークが過度に働くと脳が疲れやすく、頭がスッキリせず集中できない感覚を持ちやすいでしょう。

  1-2-2 考えがネガティブになりやすい

ぼんやりしていると、ふと過去の嫌な出来事を思い出したり、将来のことが不安になってしまったりすることがあるでしょう。

これは、デフォルトモードネットワークが活性化しているためだと考えられます。

うつ病患者は、デフォルトモードネットワークが過度に活性化して、ネガティブな思考のループに陥りやすいことが分かっています。

ネガティブな考えが浮かんで、集中できないということが起きやすいでしょう。
参考:

Susan Whitfield-Gabrieli1 and Judith M. Ford(2012)「Default Mode Network Activity and Connectivity in Psychopathology」

2.頭をリフレッシュさせるマインドフルネス瞑想

デフォルトモードネットワークは、発想力に関連する脳の領域です。

しかし、過剰に働くと頭がぼんやりしたり、集中できなくなったりするといった支障が生じやすいでしょう。

過剰になったデフォルトモードネットワークを抑制するために有効な方法が、マインドフルネス瞑想です。浮かんできた雑念を消そうとせず、そのままにしておくということを繰り返すものです。

マインドフルネス瞑想は日常の様々な場面で活用できます。

具体的に3つの場面に分けて説明します。
参考:

Brewer et al.(2011)「Meditation experience is associated with differences in default mode network activity and connectivity」

 2-1 呼吸で瞑想する

瞑想の方法としてスタンダードなものが、呼吸瞑想です。

椅子や床に胡坐をかいて座り、静かに呼吸を行います。

「息が入っていく感覚はどんな感じか?」「お腹はどれくらい膨らんでいるか?」など、呼吸に関係する感覚に注意を向けます。

感覚に注意しながら呼吸をしていると、「今日の仕事はうまく行かなかったな」「明日は何時に起きようかな」などと雑念が浮かんでくるでしょう。

雑念に心が持っていかれてしまうと、「○○の発言がよくなかった」「明日は7時に起きられるかな」と思考が展開してしまいます。

そうではなく、雑念に注意が向いていることに気づいたら、静かに呼吸にまつわる感覚に注意を戻します。注意が向いては戻すということを繰り返していくのです。

呼吸は何の準備も必要ありませんので、どこでも取り組むことが出来るでしょう。そのため、気軽に実践しやすいといえます。

 2-2 家事をしながら瞑想する

忙しくて瞑想に時間を取れないという人も少なくないでしょう。

瞑想をするだけの時間がない場合は、家事をしながら瞑想することがお勧めです。

日常生活の動作は、慣れているのでほとんど無意識的に行っていることが多いのではないでしょうか。

無意識ではなく、今行っている家事に意識を向けることが瞑想になるのです。

例えば、洗い物であれば「泡を流して汚れが落ちていく様子」「流水が手に当たる感覚」などに注意を向けるとよいでしょう。

 2-3 イメージで瞑想する

感覚だけでは瞑想をしづらいという人もいるのではないでしょうか。

頭の中で雑念が流れていく映像をイメージしながら瞑想を行う方法もあります。

例えば、「川を流れる葉っぱに雑念をのせていく」というようなイメージを想像して、雑念が川の流れで自然に消えていくのを眺めます。

思い浮かべやすいイメージは人それぞれなので、繰り返し実践する中で探してみましょう。

3.まとめ

頭がスッキリしないと仕事の能率が落ちてしまい、持っている能力を十分に発揮できません。

簡単にできるマインドフルネス瞑想を実践して、脳の働きを高めていきましょう。

仕事の効率を高めるには、頭をリフレッシュさせるだけでなくビジネススキルの習得も欠かせません。

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