「同じ仕事の繰り返しでやりがいを持てない…」と、仕事を続ける上で働く意味を見出せない人は少なくありません。仕事のやりがいは、いきいきと働くためには必要だといえます。
この記事では、仕事のやりがいが分からず働く意欲が湧かない人に、やりがいを感じる瞬間の具体例と見つけ方を解説します。
1.仕事のやりがいを感じる5つの例
どのような場面で人は仕事のやりがいを感じることが多いのでしょうか。
5つの具体例を紹介します。
1-1 仕事に見合った報酬をもらえている
自分の仕事に対して、働きぶりに見合った給与がもらえることがやりがいに繋がるでしょう。
特に、成績に応じて給料が上がったり、インセンティブがもらえたりすると、やりがいを感じられます。
一方で、「人一倍仕事をこなしているのに給料は上がらない」「成績の悪い同僚と同じ給料だ」という場合は、やりがいを無くしてしまいやすいでしょう。
「頑張れば頑張った分だけ報酬がもらえる」と上昇志向に繋がる環境ではやりがいを感じやすいといえます。
1-2 ワークライフバランスが適切である
休暇が取りやすく、ワークライフバランスが整っていることもやりがいに繋がるでしょう。
ワークライフバランスとは、充実した仕事で社会の一員として働く時間と、プライベートの時間のバランスが適切なことを指します。
働いてばかりだと、「何のために働いているのだろう…」と虚無感にさいなまれてしまうことが少なくありません。
充実感を得るためには、育児や介護、その他自分のスキルを向上させるためにプライベートの時間も必要です。
必要なタイミングで休暇を取りやすい環境であれば、適度にリフレッシュすることで、さらにやりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。
1-3 仕事ぶりを評価される
仕事ぶりを正当に評価された時にも、やりがいを感じられるでしょう。
代表的なのは、「成果を出せば昇給する」といった金銭的な報酬で評価される場合です。
「労いの言葉をかけてもらえた」「責任のある仕事を任せてもらえた」という場合も、認められていることを実感でき、やりがいに繋がるでしょう。
1-4 周囲に貢献している実感がある
一生懸命仕事に取り組んでも、全く周囲から感謝されなければやる気を失ってしまいます。
チームや会社の役に立っているという実感を得ることでやりがいを持てます。
また、周囲に対してだけではなく、「自分の仕事が社会の役に立っている」という社会貢献感もやりがいを決める大きな要因です。
社内外の人々の役に立っているという実感が持てると、精力的に仕事に取り組めるでしょう。
1-5 達成感と成長を感じられる
仕事をこなす上では、簡単な仕事ばかりではなく、時には上手く行かない場面に遭遇するでしょう。
達成が難しい目標を乗り越えたときに、「辛かったけど頑張ってよかった」と満足した気持ちになり、困難な目標に挑戦する楽しさと自信を高めます。
そして、達成感と成長が新たな仕事に立ち向かう時のモチベーションになるのです。
難しい仕事にチャレンジし、さらに自信を高め成長していくという良循環が生まれ、やりがいを持って仕事に取り組めます。
2.仕事のやりがいを見つける3つの方法
多くの人がやりがいを感じる瞬間は分かっても、自分はどうなのか分からない人もいるでしょう。
仕事のやりがいを見つけるにはどのように考えればよいのでしょうか。
2-1 自己分析をしてやりがいを探す
どんな瞬間にやりがいを感じるかは、人それぞれ異なります。
仕事やプライベート、学生時代の出来事を思い返して、自分がどんな瞬間にやりがいを感じたか、棚卸をしてみましょう。
自己分析を行うときに大切なのは、実際の仕事の場面に結びつけて考えることです。
例えば、「人から感謝される経験がやりがいに感じる」と分かれば、感謝されるのはどんな場面かを具体的にイメージするとよいでしょう。
2-2 小さな目標を達成する
自己分析をしてやりがいを感じる傾向が理解できたら、その傾向をもとに目標を立てましょう。
例えば、成長がやりがいに繋がるなら、「新しい業務を3つ習得する」「○○業務を同僚の中で一番早くできるようにする」という目標がよいでしょう。
目標を考えるときには、小さな目標を立てる方が取り組みやすいといえます。
小さな成功体験を積み重ねることにより、やりがいを強化していくのです。
2-3 環境を変える
自分のやりがいが現在の環境では達成できない場合は、環境を変えることも選択肢の1つです。
異動願を出したり、転職したりとやりがいを持てる仕事を探すとよいでしょう。
環境を変えるときには、面接など何らかの段階を経る必要があります。
「今の仕事はやりがいがないから」という後ろ向きな理由よりも、「○○にやりがいを感じるから変わりたい」と前向きに説明できると好印象です。
3.まとめ
仕事のやりがいは一人ひとり異なるものですが、働くことに精一杯だと自覚しにくいものでしょう。
仕事にモヤモヤを感じるときは、立ち止まり、やりがいについて考えてみるとより豊かに働けることでしょう。
仕事選びでは、やりがいに加えて、自分にどんな仕事が向いているのかを知ることも大切です。
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