コラム

適応障害やうつ病、5月病にも。「ケチな飲み屋」で早期発見!

仕事や人間関係のストレスは少なからず抱えているもので、限界を超えると気分の落ち込みや不眠、意欲が湧かないなどのうつ症状を引き起こし、社会や日常生活に支障を来すこともありますね。

こころが疲れても気づきにくく判断も難しい上、心療内科・精神科への受診は敷居が高いと感じてしまうことで、誰にも相談できず一人で悩むケースも多いです。

ほかの病気と同様に、早期に医療機関を受診し適切な治療を受けることが重要ですね。

症状が軽いうちにうつ病に気づく「ケチな飲み屋」を心がけてみてはどうでしょうか。

1.こころの変化に早期発見、「ケチな飲み屋」とは

・欠勤(特に休み明け)
・遅刻・早退
・泣き言をいう
・能率が下がる
・ミスや事故
・やめたいと言い出す

皆さんに、このようなサインが見えたなら精神的な変調をきたしている可能性があります。

自身のこころの不調にはなかなか気づかないという点がありますね。

食欲や睡眠はとれているか、ミスが増えていないかなどを確認し、症状がある場合は、早期に適切な対処や治療を受ければ、多くは回復すると考えられているそうです。

回復には、家族や周囲(職場など)の果たす役割は大きいと思いますので、「相談できる」「相談に応じる」という姿勢が大切ですね。

その上で主体的にストレスに適応できるように、環境を調整したり、支援したりすることが重要です。

2.適応障害、うつ病、五月病(六月病)の特徴

① 適応障害の特徴

② うつ病の特徴

③ 五月病(六月病)とは

新しい環境や変化に適応することができないことで、ストレスを感じ、様々な症状が現れ、社会生活に支障をきたしたりします。

不安やイライラが強くなったり、悲しみや憂うつになったり、時に投げ出したくなったり、自棄になったり(逸脱行動)することは、多くの方が感じ、経験したことがあると思います。

多くの方が感じられる以上に強く現われ、仕事、学業、家庭内の生活が著しく障害された状態が、適応障害の症状のだと言えますね。

ストレスの原因への恐怖症とも言えそうです。

① 適応障害の特徴

・発症には引き金がある場合が多い

ある特定の状況や出来事(ストレス要因)が、本人にとっては、とてもつらく耐えられないものになり、その結果、気分や行動面に症状があらわれる。

・ストレスにさらさてれからすぐに発症しやすい

ストレス要因がなくなれば、症状は改善していく傾向にあります。

なるべくストレスを溜めないように、日ごろから気分転換を心がけたり、休暇を取ったりしましょう。

・うつ状態(新型うつを含む)の中でも楽しいことがあれば楽しめる

ポジティブな行動には「喜びや達成感を感じられる」「一時的にはしんどくても長期的に見たら気分が楽になる行動」や、生活の中でストレスがない時には比較的元気で旅行も楽しむことができます。

「自分がやってよかった」「気分が楽になる」ことをメモ帳に書き込み、気軽に取り組めそうなことから、少しづつ日々の生活の中の予定に入れていくと良いですね。

② うつ病の特徴
落ち込んだ状態が、長期に続いてしまう病気で、食欲がない、眠れない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないという状態が続いている場合。

自覚できている場合もありますが、周囲の人が「いつもと違うのでは?」と気づいてあげることも大切ですね。

・発症の原因が特定できない
発病するきっかけとしては、異動や転勤、引っ越しや出産などのイベントやストレスが発病のきっかけになる場合が多いく、幸せなことも、うつ病の引き金になることがあるので要注意だそうです。

コロナ禍は、長期に感染症の恐怖と緊張を人々に強いています。

一方、自粛中は在宅生活によって、通勤、人間関係、仕事量のストレスが軽減されることにより何とか保ってこられた人もいます。

なるべく多くの支えや居場所を確保して、決して孤独にならないようにしてくださいね。

・慢性的なストレスにさらされた後に発症することがある。
ストレスから離れてもすぐには良くならない。

・いったんうつ状態が始まると
楽しいことがあっても楽しめない。

・薬が良く効く
うつ病による抑うつ気分は、問題となっていた出来事が解決しても、何か良いことがあっても、安心したり楽しい気持ちになったりせず、様々なことが憂うつに感じられ、時間がたってもその気持ちが持続します。

うつ病では、早朝覚醒、日内変動などの特徴的な症状をともなうことも重要です。

③ 五月病(六月病)とは
五月病・六月病は「適応障害」に分類されるそうです。

4月に新年度へと替わり、気を張って過ごしていた疲れが、ゴールデンウィーク中にどっと出てくる、あるいは長期の連休で学校や職場へ行く気力がなくなってしまうといったことが原因であると言われています。

また六月病は、4月に気を張って過ごし、5月の連休で英気を養ったつもりでも、6月に入り、本格的にものごとが動き始めるタイミングで仕事や人間関係にうまく対応できなくなってしまい、五月病と似た症状が出てくるようです。

治療として、好きなことをして気分転換したり、適度に体を動かしたり 、しっかりとした食事と睡眠を心掛けたりして、気分が上向けば良いですが、それができないあるいはそれをしても良くならない場合、薬物療法、認知行動療法、問題解決療法などを行う必要があるそうです。

3.まとめ

適応障害と診断されていた後、経過観察で、症状がよりうつ病に近いと判断され、うつ病だと再診断されることもあるそうです。

適応障害からうつ病に移行することもあるため、適応障害はうつ病の予備軍とも言えますね。

不調が続くようなときは、「ケチな飲み屋」てチエックし、周囲に相談して医療機関の受診も考えてくださいね。

不安を抱えている方や障がい者手帳をお持ちでない方も、お気軽にご相談ください。

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